常圧円筒タンク 補修工事

危険物タンク(特定屋外タンク・準特定屋外タンク)は、消防法令によって厳しい技術基準が課せられています。
また、基準維持義務があるため、日常点検および定期的な開放点検を行い、基準に満たない場合は補修しなければなりません。弊社は新設も多くこなすタンクメーカーです。法令やタンクの構造を知り尽くした技術力によって、補修工事を承ります。もちろん他社製作タンクも問題無く対応いたします。


常圧円筒タンク

常圧円筒タンク(常圧円筒タンクの補修工事の流れ)

現状確認


検査会社が行った詳細な検査記録をもとに現地状況を確認いたします。


常圧円筒タンク(現地状況の確認)
常圧円筒タンク(現地状況の確認)

補修範囲の提案


常圧円筒タンク(補修範囲の提案)
常圧円筒タンク(補修範囲の提案)

法令、強度、工法等を考慮し、補修範囲および補修方法をご提案いたします。お客様にご説明の上、補修範囲を決定いたします。


施工


工場加工された部材を搬入し、現地施工を行います。
厳格な施工管理のもと、安全を第一に品質重視にて施工いたします。


常圧円筒タンク(施工)
常圧円筒タンク(施工)

関連法令


新基準について

昭和52年の消防法改正前に建設されたタンクを旧法タンクと呼びます。旧法タンクは、平成6年の改正によって、一定の期間までに新基準(新法よりやや緩く、地震時にタンクの変形は許しても漏洩は起こさないレベル)に適合しなければなりません。
一定の期間とは、1万KL以上のタンクが平成23年12月31日まで、1000KL以上1万KL未満が平成25年12月31日までですので、既に期限を過ぎています。従って現在稼働中の旧法タンクで新基準適合していないタンクは存在しないことになります。
一方、阪神淡路震災の被害を踏まえ平成11年に500KL以上、1000KL未満のタンクが新たに準特定屋外タンクと規定されました。既設タンクの新基準適合期限は、平成29年3月31日までとなっています。 (平成26年7月1日現在)


開放周期について

1万KL以上のタンクは、定期的にタンク内部を開放して行う保安検査が義務付けられています。
1000KL以上1万KL未満のタンクは、同様の検査項目で内部点検が義務付けられています。
保安検査は市町村長の実施に対して、内部点検はタンク所有者の実施となります。
(平成26年7月1日現在)


1万KL以上の特定屋外タンク


基本開放周期(保安検査)
新法タンク 8年
新基準タンク 7年

1000KL以上1万KL未満の特定屋外タンク

基本開放周期(内部点検)
新法タンク 13年
新基準タンク 12年

※別途、コーティング等の安全対策によって最大15年までの個別延長が認められています。