曲げのしろみず

鉄には表と裏がある


『鉄には表と裏がある』は、当社の成形を担当するプレスグループで先輩から後輩へと受け継がれてきている言葉です。
鋼材はもちろん同じ材質で作られているのですが、成形機で押していると鋼材1枚1枚に個性を感じるそうです。

タンクの材料は1枚ごとに製品のどこの部材で使用するかが決まっていますので、失敗する事を許されません。板を曲げすぎないように、1枚1枚を大事に曲率を確認しながら正確に曲げる必要があります。また、曲げの精度を実現するためには、プレスの圧力や場所を微妙に調整しながら製品精度を実現する必要があります。

工場で曲げた鋼板が現場で最終的なタンクの形になりお客様から良い評価をいただくために、プレスグループは達人の技を磨いています。


3,000ton成形機の導入


3000ton 成形機

3000ton 成形機

2014年に成形機を導入し、新規製品への取り組みを行うとともに、これまでの製品をより効率的に加工できるように手順の見直し、改善に取り組んでいます。

その中では、これまで培ってきた職人の技とともに解析ソフトなどの技術を駆使しながら取り組んで行きます。

事前に解析ソフトで計画を作成し、実際に成形作業を行うことで計画と実績の差を分析し微調整を重ねる事で、より良い製品づくりへとこれからも挑戦を重ねて行きます。